2008年08月23日
第9回 コーチャーズカンファレンス
久々に更新します
平成20年 6月21日~22日に兵庫医科大学で行われた第9回コーチャーズカンファレンスの内容についてレポートします。今回でほぼ10年になります。今の所連続参加記録更新中です。歳くったなー
まあそれはよしとして、1日目最初の講義は
「テニスぼサーブ動作とそのタイミングについての理論と実践」大阪教育大学の西島吉典教授の講義でした。
内容としてはプロのサーブテンポの速さはなぜ生まれるのか?その秘訣をバイオメカニクス的、あとはスティックピクチャー(体に線をつけて動きを計測する機械)等を用いて計測したデータを発表していた。
プロのサーブテンポ(1stサーブ)
(ボールリリースからインパクトまで)
0.6sec:ナダル、フェレーロ、ロディック ※secは秒
0.7sec:ダビデンコ、フェデラー、鈴木貴男
0.8sec:錦織、エナン、ラドワンスカ
0.9sec:ジョコビッチ、ヤンコビッチ
1.0sec: 添田、クナップ、ズボナレバ
1.1sec:シャラポバ
西島教授:(以下西)
問題提起、検討課題
サーブ動作におけるボールリリースからインパクトまでの所要時間(以下テンポ)は上記の代表例に見られるように非常にゆっくりでかつ選手間でも大きな幅が見られる。この事からプロ選手においても、いずれかの動作は習熟度が低いのではないかと推測する。
今回は望ましいサーブテンポはあるのか?またあるとすればいかに規定されうるかについてバイオメカニクス的に考察する。
実際に参加者の皆さんがサーブを打っている様子です。0.6~1.0sec感覚を体感するためにメトロノームをつかってタイミングを取っていました。
↑メトロノームが置いてあります。
実際打った方に聞いてみましたが、ほぼクイックサーブ状態とのこと イバニセビッチか?
トスが上昇している最中に打つという感じです ライジングトスですね。
あとはトスのタイミングに連動して最適な膝の屈曲テンポ
の携速がありました。
要約すると
「膝の屈伸に関してはより速いテンポの方が筋への負担が少ない」→動きとして楽である
「筋の持つ弾性効果を活用する」
「膝関節の屈曲テンポを特定する」
との事です。まあ様々なテンポがあるのはいいですが、膝の曲げすぎ、ためすぎは筋力に負担がかかるしパワーも出ないと言う事でしょう。
頂いた資料には沢山計測した結果がありましたが、ちょっと載せられないので以下がまとめです。
基本的知見
・膝の屈伸運動はテンポが速いほど楽である
・筋の持つスティフネス(弾性)を利用する。
(SSC= steretch shortning cycleの略)
・本来の関節運動域を狭めない0.6程度のテンポが理想
推奨
・個人のテンポ(0.6程度)を定める
・両腕のみによるリリース、インパクトのタイミングを体得する
・左膝屈曲とトスアップ開始のタイミングを同期する
自分としては研究としてはとても興味深いが、
・0.6秒の間隔でトスのリリース~インパクトは速すぎ
・ほぼ左手を挙げたと同時に降ろし始めないといけないのでタメ、トロフィーポジションが作りづらい→パワーロス、手打ちになる
・膝のタメを意識しすぎる人にはいいかな?
次の講義は「人は見た目が9割ノンバーバル表現を有効に使おう」
竹内一郎さんでした。
今年「人は見た目が9割」がとても売れて自分も名前は知っていてとてもキャッチ-ないいネーミングだと思いました。フォーラムの主催者の方々もテニスコーチはノンバーバル表現、見た目がとても大事なのでと言う事なのでしょう。確かに見た目でマイナス評価はキツイですから…昔は無愛想なので良く勘違いされました 今もかな?
さて講義内容としては
「非言語情報にもっと目を向けよう」
・フロリダ州立大学のジョンマナー(心理学)らの研究によると「友達になれそううだ」「魅力的だ」などの判断にようする時間は0.5秒であるという実験結果が得られている
確かにそうかも…。
生き方は外見に現れる
・米16代大統領「40歳にもなれば、自分の顔に責任を持たなければならない」
・大宅壮一(ジャーナリスト)「男の顔は履歴書」
年輪みたいなものか?
なぜ非言語情報が大切なのか?
・テレビ、インターネットの普及により、画像情報の地位が 高まる
・メール社会の浸透(非言語情報の重要性に気づく)
・少子化(モニターを相手にする時間が長くする)
・多民族化
非言語コミュニケーションの手段
・パラ言語(声の高さ、大きさ、質、語調、抑揚、リズム、テンポ、間、ため息、咳払い、沈黙)
・身体的動き(身振り、姿勢、表情、目の動き、アイコンタクト)
・身体接触(握手、抱擁、その他)
・身体的特徴(体型、容姿、体臭、頭髪)
・人工物(衣服、化粧、眼鏡、その他)
・空間行動(相手との距離、着席行動、その他)
言葉は7%しか伝えない
心理学に「ノンバーバルコミュニケーション」と呼ばれる領域がある。最近は言葉よりも、言葉以外の要素の方が
より多くの情報を伝達している事がわかってきた。アルバート、マレービアン博士(米、心理学)は次のような
研究結果を発表している。
・顔の表情 55%
・声の質(高低)大きさ、テンポ38%
・話す言葉の内容 7%
話す言葉の内容は7%にしか過ぎない。残りの93%は顔の表情や声の質とのことである。実際にはみだしなみや仕草 も大きく影響しているだろう。
非言語情報を強化する
☆心を開く
オープンな印象 足を肩幅まで開いてみる 腰に力感 時々手の平を見せる
☆明るさは人を惹き付ける
・笑顔のトレーニング、顔のストレッチ、瞳、
口角10、20、30度 心で笑う習慣
・眼が笑っていないとばれる ・目尻の小じわが大事
・一日を笑顔で始めて笑顔で終わる
☆役者感覚
・人が見ていいても恥ずかしくない自分でいる感覚。
・「目前心後」「離見の見」→世阿弥
☆声を豊かに
・モノトーンでしゃべらない 優美に
・声帯を満遍なく使う 心地良い抑揚
・声帯を整える 声を柔らかくする
・言葉のイメージを持つ
☆間の伝達力
・大事な言葉の前に一間
・そうでない場合は半間
・間が多すぎるとくどい
☆信頼感は回数勝負
・接触の回数に比例して好意も増す
コーチは人相手の職業ですからこの部分をわかっている人にはお客さん(特に女性)には全く違う印象を与える事が出来るんでしょう
次は冬の東京でのカンファレンスにも参加していた亜細亜大学の堀内監督です
「テニススキルの上達のコツ教えます~サーブ、ボレー編~」
最初から会場の空気が暑さにも増してみんなが興味を持って聞いていました。
講義要約
サービス編
サービスの指導を私はある意味「特殊」だと感じています。指導者が出来ない事を前提に指導しているように感じることが多いのです。
「サービスのグリップはコンチネンタルグリップが望ましいですが、最初はイースタンでもウエスタンでも構いませんが、あとでコンチネンタルグリップに変えて下さい。」といった指導を受けてきた選手が実に多いのです。私は高校から大学へ選手を預かる身として、それからジュニアや一般プレーヤーを指導する機会でも感じる事ですが、そうした指導を受けてきたと思われる状況が多々あります。サービスはコンチネンタルグリップでなければ絶対上手くなりません。コンチネンタルグリップとイースタングリップ(またはウエスタングリップ)で打つサービスはラケット操作が違う以前に動作が根本的に違います。「動作方向」と「打球方向」がまったく違うにもかかわらず、それを指導者自身が混同してサービスというひとつの打法を語る所に、のちのプレーヤーの成長の邪魔をする要因があると思われます。
われわれ指導者はプレーヤーに対して正しいサービスの入り口を示し指導しなければなりません。勘違いがあるならばそれを正し正しいサービス技術をしめさなければいけないと思います。
サービスは「2本」でも「3本」でもなく「何十種類」もある
サービスは第一サービスは思い切りよく、第2サーブは回転をかけるという2本、2種類のサーブではなくフラット、スライス、スピンという3種類のサービスでもなくコンチネンタルグリップをベースにしたひとつのしっかりした「基本打法」を身につけてそれをもとに回転量を減らしてスピードを上げたり、回転量を増やしてスピンをコントロールするというアプローチが大切です。そうすると何十種類ものサービスが打ち出せ大きな体格がなくても戦術的に優れたサービスによって優れたサービスの持ち主になることが出来るのです。
サービスは入って当たり前のもの
試合は1セットマッチであれば例えば5回サービスが回ってきたとしてそのうちひとつ落としたら4-6で負ける、それがテニスというゲームです。つまりサービスは「必ず入るもの」でなければ試合では勝てないと言うことです。そのためにはすいんぐちょっと変えたり、いじったりして球種やスピードを調節するようなあいまいなものであってはいけません。 必ず入る回転のかかったでなければならないのです。サービスは「フラット」が基本という指導は従来のものであり正しくは「ナチュラルスピン」を基本としなければなりません。
講義の最初の部分です。
堀内監督:以下堀 間は自分の感想です
堀:「自分が亜細亜の監督に就任してから10年間の最初はサーブのグリップをいじらずにいた。それはストロークがある程度出来て入ってくる生徒がある程度まとまったテニスをしていたので。」
なるほどやはり最初はそれほどサーブにこだわっていなかったのか
堀:「ただ実際に試合をするとサーブが悪い選手から負けていった」
自分の事??と思ったがやはりレベルが高いテニスではサーブが重要だという事を再確認
堀:「伝えていく中で難しかったのは自分が出来る事と正しい事を区分けする事」
納得!自分もコーチングをする上でその事をいつも意識しています。経験則や自分がテニスが上手いからという事だけでは成り立たない
以上が講義に入る前のお話でした。ここからは講義内容です
堀:「現在亜細亜に進学が決まった選手は2月からグローブ、軟球を買わせてキャッチボールをさせています。(特に女子)」
肩を作る、正しいフォームを作る事ですね
↓ミニメディシンボールでのキャッチボールの様子
堀:「練習方法としてサーブは達成形で行う→実際学生の達成どは2~3割」
サーブを1時間だけと言う事ではなく、具体的内容を決めてそれを達成するまでやるという事、それにしても体育会の学生で2~3割とは…
ここからは箇条書きでいきます。
・サーブはプロのフォームが基本
(写真を沢山持って来て見せて頂きました)
どのような形かというと…
コンチネンタル
トスは前ではなく横 左下→右上方向のスイング
顔が前を向かない→体の開きを抑える、軸のキープ
(ブレイク、ロディックは前を向いているが…。あと若干の女子選手も)
手首は自動的に使われる インパクトはラケットが斜め打点は 後ろ ↓以下の写真
サーブは70%は入らなければならない。ナチュラルスピンサーブが基本 動作方向と打球方向が違う
改めて気づく事が沢山ありました。ただ堀内さんもいろいろな方に「低年齢でいきなりコンチネンタルグリップは肘に負担がかかる。選手を壊す気か?」等非難を浴びたそうです。
スタッフがレクレーションレベルの女子中学生にやらせたらやはり前に飛んで行かなかったそう…。意識の高い選手じゃないと厳しい感じもします
「ジュニアの潜在能力を伸ばす練習とは -低年齢ジュニア期を中心として- 」
まず講義室で柏井さんと島根大学の准教授西村覚さん(日本テニス協会強化企画委員会委員長)が圭のジュニア時代についてのトークセッションでした
講義要約と実際講義での質疑応答(→がその答えです。)
☆初めて圭を見た時の印象
・狙うこと、リクエストに応える事ができた
・ゲームセンスがあった → 作るボールの後の動きが違った
・技術面で良く聞かれる質問について
フォア、バックのグリップ、サーブ→ スマッシュもだが肘が下がっていた
この部分は柏井さんも圭がボブのキャンプでなかなか直せないないのでやはり早く手を打つべきだったとおしゃってました
・何を直し何をいじらないか?
・体力
特筆すべき事はなかった → 普通だが予測が良かった
・性格
・内向的?・勝負に対する執着心
自分が先頭ではないが、ちゃんと外を観察している
→負けたくない気持ちの強さ、ポイントを負けて終わろうとしない。もう1回もう1点という主張
行動面では中間的 普通おしゃべりではない。
☆次なる圭をみつけるには我々はどうしたらいいか?
・タレントの発掘にあたって
「やりたい」の邪魔をしない、型にはめない
・テーマだけ与えるアプローチ
・モチベーションの上げ方
「ジュニアの潜在能力を伸ばす練習とは -低年齢ジュニア期を中心として- 」
カシワイテニスサービスの柏井正樹コーチです。
今話題のkei nishikori選手をのホームコーチです。
オンコート講義は30分でしたが、とてもリズムがよく、すいこまれる感じ、とてもおもしろいレッスンでした
オンコートの講義要約です。
「私自身の幸運」について
マテリアル(ラケット)の変化と同時進行でテニスを始め上達出来た→ 素材、大きさの変化に合せた技術の工夫が日常にあった。
テニスブーム
→ 教える事が商売であり大学テニス部のキャプテンとして、駆け出しのコーチとして「分かってもらう」工夫が日常にあった。
テニスのゲーム(勝負、遊び)を楽しむための法則
・Basic(自分のやり方)の確立(認識)
打法、ポジション、流れ、~得手、不得手、性格等が関係
・「3R」~「正しい時に、正しい場所へ、正しいショット」を打つ
Right time
Right place (placement とpositionの両面の発想)
Right shot(正しい選択肢=セオリー、相手の逆、誰も想像しないショット)
・「yes」or 「no」~自由に打てる時、打てない時」
「yes」の戦略 → 相手のbaseを崩す
「no」の戦略 → 自分のbase を崩されない
→ そのための戦術や技術
「yes」「no」の時の「change of pace、direction,spin」
・「time management」~「自分の時間を稼ぎ相手の時間を奪う」
後は発見チャレンジ出来るかが問題
「心、技、体」について
・心 重要視する気質
壁に当たった時に「あきらめない」→工夫する
→壁を壁と感じない 壁を楽しむ
・技 応用力があること
=応用のキャパの大きなスキルを身につける必要
→ 得意、不得意があるのは良いが、できない事は無くしたい
威力のあるショットの必要性
多くの日本人にとって
・コンビネーション タイミングが最重要
・体 モビリティ 動き回れる力
quickness balance stamina(middle power)
「真似る」ことについて
・ものまね =
子供の楽しみ 「やりたいこと」が「楽しい事」
「楽しい事」が「やりたいこと」
「今日は何やる?」で始まるプライべートレッスン
「皆が頑張るてるから、自分も頑張る」グループレッスン
・オンコートで「ものまね」
技術戦術でギャフンと言わせる「カモーン」
→キーとなるショットを再現し逆に真似させる
→その技術、戦術に対しての切り返しでギャフンと言わせる→キーとなるショットを再現し逆に真似させる
その戦術のキーはどこにあるのか?
その戦術に必要十分な武器はなにか?
その戦術の対する切り返しや防御はどうするか?
・しっかり時間を共有したジュニアは(幸か不幸か)「コーチにそっくり」と言われる
・ネットを挟んだ向こう側に様々な症状は伝染する…?!
「勝ちたい」と思うのか「良いテニスがしたい」と思うのか
「勝利至上主義」に陥らないための工夫
・勝ちたくない子供はいない
・勝ちたいに拘れば、テニスは小さくなる
・良いテニス(やりたいテニス)を明確化し、それへのチャレンジと達成 を重視する
・フィードバックの活用
試合→反省(評価)→練習計画→練習→試合→反省
圭がやったドリルの紹介
・ドリル輸入や開発の時代は終わった
・練習のパターンはどこでも同じ
・ポイントは「いつ」「何を」「どれだけ」
・言葉がけ=感覚の共有
↓柏井コーチです!
ところで最近ここ2回は兵庫医科大学の体育館にコートを作ってやっているのですが、まあ夏なので暑い じっとり汗がでます
次はオンコートでの講義
「テニスの技術にうつながる動き作り」
手塚 奨 さん(アスレチックトレーナーズユニオン、ストレングスコーチ)
講義要約
自分自身をいかにコントロールできるかといいうことがテニスの勝敗を左右する要因であることはよく知られている。技術練習、トレーニング、コンディショニング等に時間を割く事はもちろんの事、練習前後に日常生活の過ごし方やからだの動かし方を常に意識する事が大切です。現在の自分の身体状態を客観的に把握し、常に最良の状態に調整する事や試合に準備を出来る事が大切です。それらの積み重ねが競技の結果につながっていくということを自覚する事、その自覚に伴った努力を継続する事が大切です。
具体的には以下のトレーニングの基本原則に則り、選手の身体状態や状況に応じた指導が大切になります。実際にはこれらの原則に則った指導していく中で、客観的に様々な測定を行い評価する事が大切です。
1.過負荷の原則 2.漸進性の原則 3.継続性の原則 4.個別性の原則5.自覚性の原則 6.特異性の原則(この場合はテニスの動きの特異性に注目する点)
練習前のウオーミングアップの中にテニスプレーヤーに必要なしなやかな動きや俊敏な反射にとんだ動きを取り入れる事により、日々の練習効率や選手のパフォーマンス向上の一助になると考えられる。
具体的な方法と手順
1.選手個人のセルフチェックを行う→自分の体を軽くセルフマッサージすることにより、体温変化た硬くなっている筋肉、違和感のある関節等のチェックを各自行う
2.各々のセルフチェックでの変化を理解して、静的なストレッチを下肢の足首から徐々に行う。息を吐く事を意識しながら、呼吸動作に同調してストレッチをしていくこと
に注意する。
3.ダイナミックなストレッチ(動的)やリズミカルなウオーミングアップを行う。
(具体的にはテニスの様々な動きを想定した基本的動き、及び専門的動きを交えて行う。)
4.ラケットやボールやトレーニングアイテムを使い、実際のプレーに近い身体の動かし方の向上を目指した、様々なコーディネーションのウオーミングアップを行う。
5.各自さらに動かしたい部位、もう少し伸ばしたい部位などを自己判断し30秒~1分個別性を強調したウオーミングアップを行う。
実際のウオーミングアップの様子です↑
ジュニアの子達がお手伝いしてくれました内容を全て書ききれなかったので箇条書きでご勘弁を!
①ランニング2週→脈拍を取ります。
②ウオークランジ※つま先の方向をチェック(外旋している選手が多いからだと思います。)
③サイドランジ(股関節)
④ヒップタッチ(足でお尻を蹴りながらリズムを取ります。)
⑤腕回し
⑥バックステップ+腕後ろ回し
⑦股関節回し
⑧トゥータッチ(かかとタッチしながら進みます)
⑨ダッシュ
>
↑オムニでのスライドステップの技術が低いとおしゃってました。
んー同感
そこでビニール袋を履かして滑らせる練習させてました!地面への圧を減らすためだそうです
おもろっ でもいい練習だ!
↑サービスのウオーミングアップの為のストレッチだそうです。
手塚さんは終わってからも質問に行ったが武道の考え等を取り入れていてとても共感もてました トレーナーの方々は概して(あくまで概してですので)筋力志向が強すぎてもっと筋力を!って方が多いですが、柔軟な発想があってこれからの方だなって思いました。自分も全仏を見に行った時にマレーとかジョコとかはとても低いスプリット(ほぼジャンプなし)から動き出していて柔らかく素早かったのでここに目が行っていたのはとてもうれしかったです。まあジャンプが大きくても反応がいい選手もいるので絶対ではないですが…。(フェデラー、カニャス)
もっといい動きを探そうという気になった講義でした
平成20年 6月21日~22日に兵庫医科大学で行われた第9回コーチャーズカンファレンスの内容についてレポートします。今回でほぼ10年になります。今の所連続参加記録更新中です。歳くったなー
まあそれはよしとして、1日目最初の講義は
「テニスぼサーブ動作とそのタイミングについての理論と実践」大阪教育大学の西島吉典教授の講義でした。
内容としてはプロのサーブテンポの速さはなぜ生まれるのか?その秘訣をバイオメカニクス的、あとはスティックピクチャー(体に線をつけて動きを計測する機械)等を用いて計測したデータを発表していた。
プロのサーブテンポ(1stサーブ)
(ボールリリースからインパクトまで)
0.6sec:ナダル、フェレーロ、ロディック ※secは秒
0.7sec:ダビデンコ、フェデラー、鈴木貴男
0.8sec:錦織、エナン、ラドワンスカ
0.9sec:ジョコビッチ、ヤンコビッチ
1.0sec: 添田、クナップ、ズボナレバ
1.1sec:シャラポバ
西島教授:(以下西)
問題提起、検討課題
サーブ動作におけるボールリリースからインパクトまでの所要時間(以下テンポ)は上記の代表例に見られるように非常にゆっくりでかつ選手間でも大きな幅が見られる。この事からプロ選手においても、いずれかの動作は習熟度が低いのではないかと推測する。
今回は望ましいサーブテンポはあるのか?またあるとすればいかに規定されうるかについてバイオメカニクス的に考察する。
実際に参加者の皆さんがサーブを打っている様子です。0.6~1.0sec感覚を体感するためにメトロノームをつかってタイミングを取っていました。
↑メトロノームが置いてあります。
実際打った方に聞いてみましたが、ほぼクイックサーブ状態とのこと イバニセビッチか?
トスが上昇している最中に打つという感じです ライジングトスですね。
あとはトスのタイミングに連動して最適な膝の屈曲テンポ
の携速がありました。
要約すると
「膝の屈伸に関してはより速いテンポの方が筋への負担が少ない」→動きとして楽である
「筋の持つ弾性効果を活用する」
「膝関節の屈曲テンポを特定する」
との事です。まあ様々なテンポがあるのはいいですが、膝の曲げすぎ、ためすぎは筋力に負担がかかるしパワーも出ないと言う事でしょう。
頂いた資料には沢山計測した結果がありましたが、ちょっと載せられないので以下がまとめです。
基本的知見
・膝の屈伸運動はテンポが速いほど楽である
・筋の持つスティフネス(弾性)を利用する。
(SSC= steretch shortning cycleの略)
・本来の関節運動域を狭めない0.6程度のテンポが理想
推奨
・個人のテンポ(0.6程度)を定める
・両腕のみによるリリース、インパクトのタイミングを体得する
・左膝屈曲とトスアップ開始のタイミングを同期する
自分としては研究としてはとても興味深いが、
・0.6秒の間隔でトスのリリース~インパクトは速すぎ
・ほぼ左手を挙げたと同時に降ろし始めないといけないのでタメ、トロフィーポジションが作りづらい→パワーロス、手打ちになる
・膝のタメを意識しすぎる人にはいいかな?
次の講義は「人は見た目が9割ノンバーバル表現を有効に使おう」
竹内一郎さんでした。
今年「人は見た目が9割」がとても売れて自分も名前は知っていてとてもキャッチ-ないいネーミングだと思いました。フォーラムの主催者の方々もテニスコーチはノンバーバル表現、見た目がとても大事なのでと言う事なのでしょう。確かに見た目でマイナス評価はキツイですから…昔は無愛想なので良く勘違いされました 今もかな?
さて講義内容としては
「非言語情報にもっと目を向けよう」
・フロリダ州立大学のジョンマナー(心理学)らの研究によると「友達になれそううだ」「魅力的だ」などの判断にようする時間は0.5秒であるという実験結果が得られている
確かにそうかも…。
生き方は外見に現れる
・米16代大統領「40歳にもなれば、自分の顔に責任を持たなければならない」
・大宅壮一(ジャーナリスト)「男の顔は履歴書」
年輪みたいなものか?
なぜ非言語情報が大切なのか?
・テレビ、インターネットの普及により、画像情報の地位が 高まる
・メール社会の浸透(非言語情報の重要性に気づく)
・少子化(モニターを相手にする時間が長くする)
・多民族化
非言語コミュニケーションの手段
・パラ言語(声の高さ、大きさ、質、語調、抑揚、リズム、テンポ、間、ため息、咳払い、沈黙)
・身体的動き(身振り、姿勢、表情、目の動き、アイコンタクト)
・身体接触(握手、抱擁、その他)
・身体的特徴(体型、容姿、体臭、頭髪)
・人工物(衣服、化粧、眼鏡、その他)
・空間行動(相手との距離、着席行動、その他)
言葉は7%しか伝えない
心理学に「ノンバーバルコミュニケーション」と呼ばれる領域がある。最近は言葉よりも、言葉以外の要素の方が
より多くの情報を伝達している事がわかってきた。アルバート、マレービアン博士(米、心理学)は次のような
研究結果を発表している。
・顔の表情 55%
・声の質(高低)大きさ、テンポ38%
・話す言葉の内容 7%
話す言葉の内容は7%にしか過ぎない。残りの93%は顔の表情や声の質とのことである。実際にはみだしなみや仕草 も大きく影響しているだろう。
非言語情報を強化する
☆心を開く
オープンな印象 足を肩幅まで開いてみる 腰に力感 時々手の平を見せる
☆明るさは人を惹き付ける
・笑顔のトレーニング、顔のストレッチ、瞳、
口角10、20、30度 心で笑う習慣
・眼が笑っていないとばれる ・目尻の小じわが大事
・一日を笑顔で始めて笑顔で終わる
☆役者感覚
・人が見ていいても恥ずかしくない自分でいる感覚。
・「目前心後」「離見の見」→世阿弥
☆声を豊かに
・モノトーンでしゃべらない 優美に
・声帯を満遍なく使う 心地良い抑揚
・声帯を整える 声を柔らかくする
・言葉のイメージを持つ
☆間の伝達力
・大事な言葉の前に一間
・そうでない場合は半間
・間が多すぎるとくどい
☆信頼感は回数勝負
・接触の回数に比例して好意も増す
コーチは人相手の職業ですからこの部分をわかっている人にはお客さん(特に女性)には全く違う印象を与える事が出来るんでしょう
次は冬の東京でのカンファレンスにも参加していた亜細亜大学の堀内監督です
「テニススキルの上達のコツ教えます~サーブ、ボレー編~」
最初から会場の空気が暑さにも増してみんなが興味を持って聞いていました。
講義要約
サービス編
サービスの指導を私はある意味「特殊」だと感じています。指導者が出来ない事を前提に指導しているように感じることが多いのです。
「サービスのグリップはコンチネンタルグリップが望ましいですが、最初はイースタンでもウエスタンでも構いませんが、あとでコンチネンタルグリップに変えて下さい。」といった指導を受けてきた選手が実に多いのです。私は高校から大学へ選手を預かる身として、それからジュニアや一般プレーヤーを指導する機会でも感じる事ですが、そうした指導を受けてきたと思われる状況が多々あります。サービスはコンチネンタルグリップでなければ絶対上手くなりません。コンチネンタルグリップとイースタングリップ(またはウエスタングリップ)で打つサービスはラケット操作が違う以前に動作が根本的に違います。「動作方向」と「打球方向」がまったく違うにもかかわらず、それを指導者自身が混同してサービスというひとつの打法を語る所に、のちのプレーヤーの成長の邪魔をする要因があると思われます。
われわれ指導者はプレーヤーに対して正しいサービスの入り口を示し指導しなければなりません。勘違いがあるならばそれを正し正しいサービス技術をしめさなければいけないと思います。
サービスは「2本」でも「3本」でもなく「何十種類」もある
サービスは第一サービスは思い切りよく、第2サーブは回転をかけるという2本、2種類のサーブではなくフラット、スライス、スピンという3種類のサービスでもなくコンチネンタルグリップをベースにしたひとつのしっかりした「基本打法」を身につけてそれをもとに回転量を減らしてスピードを上げたり、回転量を増やしてスピンをコントロールするというアプローチが大切です。そうすると何十種類ものサービスが打ち出せ大きな体格がなくても戦術的に優れたサービスによって優れたサービスの持ち主になることが出来るのです。
サービスは入って当たり前のもの
試合は1セットマッチであれば例えば5回サービスが回ってきたとしてそのうちひとつ落としたら4-6で負ける、それがテニスというゲームです。つまりサービスは「必ず入るもの」でなければ試合では勝てないと言うことです。そのためにはすいんぐちょっと変えたり、いじったりして球種やスピードを調節するようなあいまいなものであってはいけません。 必ず入る回転のかかったでなければならないのです。サービスは「フラット」が基本という指導は従来のものであり正しくは「ナチュラルスピン」を基本としなければなりません。
講義の最初の部分です。
堀内監督:以下堀 間は自分の感想です
堀:「自分が亜細亜の監督に就任してから10年間の最初はサーブのグリップをいじらずにいた。それはストロークがある程度出来て入ってくる生徒がある程度まとまったテニスをしていたので。」
なるほどやはり最初はそれほどサーブにこだわっていなかったのか
堀:「ただ実際に試合をするとサーブが悪い選手から負けていった」
自分の事??と思ったがやはりレベルが高いテニスではサーブが重要だという事を再確認
堀:「伝えていく中で難しかったのは自分が出来る事と正しい事を区分けする事」
納得!自分もコーチングをする上でその事をいつも意識しています。経験則や自分がテニスが上手いからという事だけでは成り立たない
以上が講義に入る前のお話でした。ここからは講義内容です
堀:「現在亜細亜に進学が決まった選手は2月からグローブ、軟球を買わせてキャッチボールをさせています。(特に女子)」
肩を作る、正しいフォームを作る事ですね
↓ミニメディシンボールでのキャッチボールの様子
堀:「練習方法としてサーブは達成形で行う→実際学生の達成どは2~3割」
サーブを1時間だけと言う事ではなく、具体的内容を決めてそれを達成するまでやるという事、それにしても体育会の学生で2~3割とは…
ここからは箇条書きでいきます。
・サーブはプロのフォームが基本
(写真を沢山持って来て見せて頂きました)
どのような形かというと…
コンチネンタル
トスは前ではなく横 左下→右上方向のスイング
顔が前を向かない→体の開きを抑える、軸のキープ
(ブレイク、ロディックは前を向いているが…。あと若干の女子選手も)
手首は自動的に使われる インパクトはラケットが斜め打点は 後ろ ↓以下の写真
サーブは70%は入らなければならない。ナチュラルスピンサーブが基本 動作方向と打球方向が違う
改めて気づく事が沢山ありました。ただ堀内さんもいろいろな方に「低年齢でいきなりコンチネンタルグリップは肘に負担がかかる。選手を壊す気か?」等非難を浴びたそうです。
スタッフがレクレーションレベルの女子中学生にやらせたらやはり前に飛んで行かなかったそう…。意識の高い選手じゃないと厳しい感じもします
「ジュニアの潜在能力を伸ばす練習とは -低年齢ジュニア期を中心として- 」
まず講義室で柏井さんと島根大学の准教授西村覚さん(日本テニス協会強化企画委員会委員長)が圭のジュニア時代についてのトークセッションでした
講義要約と実際講義での質疑応答(→がその答えです。)
☆初めて圭を見た時の印象
・狙うこと、リクエストに応える事ができた
・ゲームセンスがあった → 作るボールの後の動きが違った
・技術面で良く聞かれる質問について
フォア、バックのグリップ、サーブ→ スマッシュもだが肘が下がっていた
この部分は柏井さんも圭がボブのキャンプでなかなか直せないないのでやはり早く手を打つべきだったとおしゃってました
・何を直し何をいじらないか?
・体力
特筆すべき事はなかった → 普通だが予測が良かった
・性格
・内向的?・勝負に対する執着心
自分が先頭ではないが、ちゃんと外を観察している
→負けたくない気持ちの強さ、ポイントを負けて終わろうとしない。もう1回もう1点という主張
行動面では中間的 普通おしゃべりではない。
☆次なる圭をみつけるには我々はどうしたらいいか?
・タレントの発掘にあたって
「やりたい」の邪魔をしない、型にはめない
・テーマだけ与えるアプローチ
・モチベーションの上げ方
「ジュニアの潜在能力を伸ばす練習とは -低年齢ジュニア期を中心として- 」
カシワイテニスサービスの柏井正樹コーチです。
今話題のkei nishikori選手をのホームコーチです。
オンコート講義は30分でしたが、とてもリズムがよく、すいこまれる感じ、とてもおもしろいレッスンでした
オンコートの講義要約です。
「私自身の幸運」について
マテリアル(ラケット)の変化と同時進行でテニスを始め上達出来た→ 素材、大きさの変化に合せた技術の工夫が日常にあった。
テニスブーム
→ 教える事が商売であり大学テニス部のキャプテンとして、駆け出しのコーチとして「分かってもらう」工夫が日常にあった。
テニスのゲーム(勝負、遊び)を楽しむための法則
・Basic(自分のやり方)の確立(認識)
打法、ポジション、流れ、~得手、不得手、性格等が関係
・「3R」~「正しい時に、正しい場所へ、正しいショット」を打つ
Right time
Right place (placement とpositionの両面の発想)
Right shot(正しい選択肢=セオリー、相手の逆、誰も想像しないショット)
・「yes」or 「no」~自由に打てる時、打てない時」
「yes」の戦略 → 相手のbaseを崩す
「no」の戦略 → 自分のbase を崩されない
→ そのための戦術や技術
「yes」「no」の時の「change of pace、direction,spin」
・「time management」~「自分の時間を稼ぎ相手の時間を奪う」
後は発見チャレンジ出来るかが問題
「心、技、体」について
・心 重要視する気質
壁に当たった時に「あきらめない」→工夫する
→壁を壁と感じない 壁を楽しむ
・技 応用力があること
=応用のキャパの大きなスキルを身につける必要
→ 得意、不得意があるのは良いが、できない事は無くしたい
威力のあるショットの必要性
多くの日本人にとって
・コンビネーション タイミングが最重要
・体 モビリティ 動き回れる力
quickness balance stamina(middle power)
「真似る」ことについて
・ものまね =
子供の楽しみ 「やりたいこと」が「楽しい事」
「楽しい事」が「やりたいこと」
「今日は何やる?」で始まるプライべートレッスン
「皆が頑張るてるから、自分も頑張る」グループレッスン
・オンコートで「ものまね」
技術戦術でギャフンと言わせる「カモーン」
→キーとなるショットを再現し逆に真似させる
→その技術、戦術に対しての切り返しでギャフンと言わせる→キーとなるショットを再現し逆に真似させる
その戦術のキーはどこにあるのか?
その戦術に必要十分な武器はなにか?
その戦術の対する切り返しや防御はどうするか?
・しっかり時間を共有したジュニアは(幸か不幸か)「コーチにそっくり」と言われる
・ネットを挟んだ向こう側に様々な症状は伝染する…?!
「勝ちたい」と思うのか「良いテニスがしたい」と思うのか
「勝利至上主義」に陥らないための工夫
・勝ちたくない子供はいない
・勝ちたいに拘れば、テニスは小さくなる
・良いテニス(やりたいテニス)を明確化し、それへのチャレンジと達成 を重視する
・フィードバックの活用
試合→反省(評価)→練習計画→練習→試合→反省
圭がやったドリルの紹介
・ドリル輸入や開発の時代は終わった
・練習のパターンはどこでも同じ
・ポイントは「いつ」「何を」「どれだけ」
・言葉がけ=感覚の共有
↓柏井コーチです!
ところで最近ここ2回は兵庫医科大学の体育館にコートを作ってやっているのですが、まあ夏なので暑い じっとり汗がでます
次はオンコートでの講義
「テニスの技術にうつながる動き作り」
手塚 奨 さん(アスレチックトレーナーズユニオン、ストレングスコーチ)
講義要約
自分自身をいかにコントロールできるかといいうことがテニスの勝敗を左右する要因であることはよく知られている。技術練習、トレーニング、コンディショニング等に時間を割く事はもちろんの事、練習前後に日常生活の過ごし方やからだの動かし方を常に意識する事が大切です。現在の自分の身体状態を客観的に把握し、常に最良の状態に調整する事や試合に準備を出来る事が大切です。それらの積み重ねが競技の結果につながっていくということを自覚する事、その自覚に伴った努力を継続する事が大切です。
具体的には以下のトレーニングの基本原則に則り、選手の身体状態や状況に応じた指導が大切になります。実際にはこれらの原則に則った指導していく中で、客観的に様々な測定を行い評価する事が大切です。
1.過負荷の原則 2.漸進性の原則 3.継続性の原則 4.個別性の原則5.自覚性の原則 6.特異性の原則(この場合はテニスの動きの特異性に注目する点)
練習前のウオーミングアップの中にテニスプレーヤーに必要なしなやかな動きや俊敏な反射にとんだ動きを取り入れる事により、日々の練習効率や選手のパフォーマンス向上の一助になると考えられる。
具体的な方法と手順
1.選手個人のセルフチェックを行う→自分の体を軽くセルフマッサージすることにより、体温変化た硬くなっている筋肉、違和感のある関節等のチェックを各自行う
2.各々のセルフチェックでの変化を理解して、静的なストレッチを下肢の足首から徐々に行う。息を吐く事を意識しながら、呼吸動作に同調してストレッチをしていくこと
に注意する。
3.ダイナミックなストレッチ(動的)やリズミカルなウオーミングアップを行う。
(具体的にはテニスの様々な動きを想定した基本的動き、及び専門的動きを交えて行う。)
4.ラケットやボールやトレーニングアイテムを使い、実際のプレーに近い身体の動かし方の向上を目指した、様々なコーディネーションのウオーミングアップを行う。
5.各自さらに動かしたい部位、もう少し伸ばしたい部位などを自己判断し30秒~1分個別性を強調したウオーミングアップを行う。
実際のウオーミングアップの様子です↑
ジュニアの子達がお手伝いしてくれました内容を全て書ききれなかったので箇条書きでご勘弁を!
①ランニング2週→脈拍を取ります。
②ウオークランジ※つま先の方向をチェック(外旋している選手が多いからだと思います。)
③サイドランジ(股関節)
④ヒップタッチ(足でお尻を蹴りながらリズムを取ります。)
⑤腕回し
⑥バックステップ+腕後ろ回し
⑦股関節回し
⑧トゥータッチ(かかとタッチしながら進みます)
⑨ダッシュ
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↑オムニでのスライドステップの技術が低いとおしゃってました。
んー同感
そこでビニール袋を履かして滑らせる練習させてました!地面への圧を減らすためだそうです
おもろっ でもいい練習だ!
↑サービスのウオーミングアップの為のストレッチだそうです。
手塚さんは終わってからも質問に行ったが武道の考え等を取り入れていてとても共感もてました トレーナーの方々は概して(あくまで概してですので)筋力志向が強すぎてもっと筋力を!って方が多いですが、柔軟な発想があってこれからの方だなって思いました。自分も全仏を見に行った時にマレーとかジョコとかはとても低いスプリット(ほぼジャンプなし)から動き出していて柔らかく素早かったのでここに目が行っていたのはとてもうれしかったです。まあジャンプが大きくても反応がいい選手もいるので絶対ではないですが…。(フェデラー、カニャス)
もっといい動きを探そうという気になった講義でした
投稿者 杉澤コーチ 08:00 | コメント(0)| トラックバック(0)
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